今回の床断熱工事では、断熱材の施工そのものは工務店にお願いしました。
一方で、私は気密性能を少しでも高めたいという思いから、床の気密施工に参加させてもらいました。
完成後には見えなくなる部分ですが、だからこそ今しかできない作業でもあります。
私が施工した内容
今回私が行ったのは、
- 金物まわりへの気密テープ施工
- 木材と断熱材の取り合い部分への気密テープ施工
です。
断熱材自体はしっかり施工されていましたが、木材との境界部分や金物まわりは形状が複雑で、小さな隙間が発生しやすい部分です。
ほんのわずかな隙間でも空気の通り道になる可能性があります。
そこで、床全体を確認しながら、一つひとつ気密テープを貼っていきました。
金物まわりを気密テープで施工

まず重点的に施工したのが金物まわりです。
床部分にはホールダウン金物や接合金物などが数多く使われています。
こうした部分は凹凸があり、気密ラインが途切れやすい場所でもあります。
完成後には見えなくなりますが、だからこそ今のうちにできる限り処理しておこうと思い、ひとつずつ気密テープを施工しました。

木材と断熱材の取り合いを丁寧に処理

特に意識したのは、断熱材と木材の境界部分です。
床断熱では、
- 断熱材そのものの性能
- 断熱材の施工精度
- 隙間の少なさ
が重要になります。
せっかく高性能な断熱材を使っていても、周囲に隙間があれば性能を十分に発揮できません。
そこで、断熱材と木材の取り合い部分を気密テープで丁寧に処理していきました。
正直、とても地味な作業です。
しかし、こうした細かな積み重ねが最終的な快適性につながると思っています。
実際にやってみて気を付けたこと
今回初めて気密施工を行ってみて、いくつか気を付けたポイントがありました。
木材の上だけを歩く
この段階では断熱材はまだ最終固定前で、簡易的な金具によって支えられている状態でした。
そのため、断熱材の上に乗ってしまうと外れたり、ずれたりする可能性があります。
実際に外れてしまえば施工業者さんに手直ししていただくことになります。
そこで私は作業中、必ず木材の上だけを歩くように心掛けました。
現場では当たり前のことかもしれませんが、施主として参加する場合には特に注意が必要だと思います。
気密テープはしっかり圧着する
気密テープは貼るだけでは終わりではありません。
むしろ重要なのは圧着です。
テープを貼ったあとにローラーでしっかり押さえ、木材と密着させていきます。
シワや浮きをできるだけ無くしながら圧着することで、本来の性能を発揮しやすくなります。
もちろん、この後は構造用合板(剛床)が施工されるため、多少の浮きがあっても最終的には押さえ込まれると思います。
それでも、
「どうせやるなら丁寧にやっておきたい」
という気持ちで、一ヶ所ずつローラーをかけながら施工しました。
完成したら見えなくなる部分だからこそ
今回施工した気密テープは、完成後にはすべて床の下に隠れてしまいます。
住み始めたあとに見ることは、おそらく二度とありません。
だから自己満足と言われればその通りかもしれません。
それでも、以前住んでいた家で経験した冬の寒さや夏の暑さ、高い光熱費を思い返すと、
「見えなくなる部分にどれだけこだわれるか」
が家づくりでは大切だと感じています。
設備や内装のように目立つ部分ではありません。
しかし、毎日快適に暮らせるかどうかを支えるのは、こうした見えなくなる施工なのではないかと思います。
まとめ
今回の床の気密施工では、
- 金物まわりへの気密テープ施工
- 木材と断熱材の取り合い部分への気密テープ施工
- ローラーによる十分な圧着
を自分自身で行いました。
完成後には見えない地味な作業ですが、快適な住まいづくりにとっては大切な工程だと思っています。
数年後、この家で快適に暮らしながら、
「あの時やっておいて良かった」
そう思えたら、今回の作業は大成功です。
これからも「使って分かった。」の視点で、実際の家づくりや住み心地について発信していきたいと思います。


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